日本の誇り!!アイデアが詰まった文房具たち


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東京オリンピック招致のキーワードとなった『おもてなし』。広い意味で言えば、『相手のことをどれだけ慮ることができるか?』ということではないでしょうか?

今やその地位も揺らいできている感がありますが、かつて日本の家電は世界を席巻していました。

それは精密で緻密な技術を武器に他者や他国ではできないことを可能としたものです。

しかし、それは使う人のことを考えることができなければ無用の長物であり、技術のひけらかしに過ぎません。一つの事例として、とある日本の家電メーカーが東南アジアでエアコンを売ろうとした時にそのエアコンに暖房機能が付いていたという逸話があります。

さて、冒頭の『おもてなし』と日本の技術が絶妙にマッチした分野が文房具です。

私が思うに、日本の文房具は世界的に見て他国を周回遅れにするレベルで優れているのではないかと感じています。

海外に行った時のボールペンの使い心地、ホチキスの使い心地を感じる機会があったら感じてみてください。日本に生まれてよかったと思うはずです。

ビジネスで海外を訪れることも多いであろうdellablog読者のみなさんには、海外の人へのお土産として日本の文房具を持っていかれてはどうでしょうか?

今回は日本が誇るアイデア文具についてまとめてみようと思います。

アイデア文具紹介(既存品の改良)

アイデア文具は大きく分けて2種類あります。これまでの文具の欠点を改良するしたものと、新たな価値と提供するものです。まずは前者、これまでの文具の欠点を改良してさらに使いやすくしたものをピックアップします

パイロット『フリクションシリーズ』

これは外せません。すでに市民権を得た感もある”消せる”シリーズです。

ボールペンに始まり、蛍光ペン、色鉛筆と様々な種類があります。これまで一度書いたら消せず、修正ペンを使えるシチュエーションならまだよかったのですが、教科書のポイント部分など、上からなぞるケースの多い蛍光ペンなどは諦めるしかなかったのですが、これで消せるようになり、非常に捗るようになりました。

ちなみによく間違えられるのですが、このシリーズが”消せる”のは後ろについている”消しゴム”のような樹脂に工夫があるのではなく、インクにあります。

開発者が紅葉をヒントに開発されたと言われるこのインクは、熱によって透明に変化する性質を持っており、”消しゴム”でこすった摩擦熱で消える仕組みです。一度おためしあれ

デザインフィル『一枚切りカッターII』

このテーマでネット検索していて、私が最も欲しいと思った商品です。紙を切るという作業をする場合、選択肢はハサミかカッターのいずれかだと思います。

ハサミであれば自由に切ることができますが、紙の途中から切ることが難しいため、穴あけのような作業が難しい、カッターであればどこからでも切ることができますが、小回りが効かないのと重なったものを一度に切ってしまう可能性がある、また何よりも刃が直接露出しているので危険を伴うという欠点があります。

この商品はそんなカッターの欠点を克服できる商品です

この商品は医師が使うメスのような持ち手の先にボールペンのペン先のような刃が出ています。刃と言っても本当にペンの先のような形状で、これで怪我をすることはまずありません。

そして何よりもこの刃先が回転することで曲線状に切ることが可能になっています。

さらに、見た目もシンプルでそれほどかさばらないので、ペンケースに一本入っているだけで事務作業が圧倒的に楽になること請け合いです。

アイデア文具紹介(新たな価値の提供)

続いては切る貼る書くの文具の基本機能を生かして新たな機能を持たせることで新しい使い方を提案した商品を紹介します

シヤチハタ『ケスペタ』

個人情報の保護が叫ばれて久しいですが、従来の文具の機能を組み合わせて個人情報を守ることができる優秀なツールがこれです。

判子のメーカーであるシヤチハタ(シヤチハタのヤは小さいャではなく大文字のヤです)が作った判子型の液体糊です。

使い方はいたってシンプル。消したい箇所に塗ってくっつけるだけ。

ポイントは糊をインク状に黒くして、塗った段階でマスキングできるようになっているのと、塗ったらすぐ乾く仕様になっており、貼り付けてはがすと紙が破れて中が見えないようになります。

技術的な話をすると、糊は基本的に透明であれば接着力が強くなりますが、逆に色がつくと接着力は弱まる傾向があります。この製品のように下地を隠蔽するほど濃い色をつけながら剥がしたときに紙を破壊するほどの接着力を両立させているのは実はすごいことです。

いちいちシュレッダーをかけたり、破いたりするとゴミが増えてしまいますが、この商品であればむしろ小さくできるのでゴミの量を小さくするのにも一役買っています。

キングジム『ラッケージ』

最新技術との融合という意味ではこれもお勧めです。

メモを残す際、机にメモ用紙を置いておいたり、付箋をどこかに貼り付けるという作業をされると思いますが、前者は置いた場所がわからなくなったり、何かの拍子に飛ばされてなくなったりする可能性がありますし、付箋の場合も貼れる所が限られます。

この製品は微弱な静電気を起こしてメモを貼り付けるボードの役割を果たします。

静電気と言っても冬場に悩まされるビリっとくるやつではなく、あくまで微弱なもので、触っても何も感じません。

しかしメモを貼り付けるには十分な強さで、A4ほどの大きさのボード面にメモを何枚もくっつけることができます。

また、接着剤でくっつけるわけではないので、何度使っても吸着力が弱まることとはありません。

また、もう一つのメリットとして、これがあることで、メモをここにつけるという習慣ができ、『知らない間にメモが増えたことに気づかない』という事態が減ることも期待できます。

家電好きで忙しい方にぴったりのこの商品も一度お試しいただく価値ありです。

 

冒頭で述べたように文房具は用途がハッキリと限定されており、無駄な機能は一切必要ありません。

新しい価値を生み出すにしても、従来からある商品の欠点を改善するにしても、必要な機能を組み合わせて最小限の工夫で最大限の効果が発揮できるような商品になっているものばかりです。

日本の家電が過剰な機能をつけすぎている現状と比較すると皮肉のようにも感じます。私はおもてなしと技術を組み合わせたこうした文房具こそ、日本が世界に誇る商品だと思います。