正統派?変化球?ピース又吉直樹の魅力とは?


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2015年、芥川賞にお笑い芸人ピースの又吉直樹が選ばれました。

もともと、ピースがブレイクしたのはどちらかというと相方の綾部祐二が前に出るタイプで目立っており、ピースの『綾部じゃない方』の立ち位置でした。

しかし今や綾部が『じゃない方』どころか又吉のマネージャーのようになっています(笑)。

しかし、まず確実に言えるのは、今の又吉のポジションの確立において、そのマネージャー綾部の存在が非常に大きなものとなっているということです。

又吉はその見た目通り前に前に出るタイプではありません。若手芸人においてこれは致命的といっても過言ではありません。
そこでまず綾部がガツガツ行き、一定のポジションを確保した上で又吉のキャラを生かすという戦略をとり、これが見事に後奏したわけです。

その又吉ですが、綾部の好感度の低さ(笑)にも助けられ、非常に好感度が高い芸人としても有名です。

芥川賞のような大きな賞を取ってしまうと天狗になるとか、そのイメージがついてしまって芸人としては成功しなくなるという懸念が挙がることも考えられますが、彼に関してはその心配がないのではないかと思われるほどです。

又吉の好感度の高さはどこにあるのでしょうか?
ここでは芸人・又吉直樹の好感度の秘密について探ってみましょう

 

又吉の魅力

上記にも挙げた様に、又吉個人がもともと魅力的な人物なのですが、綾部との対比によってそれがより際立っていることは間違いありません。したがって、まず第一にあげるのは

  • 好対照な相方綾部の存在

になります。とはいえ、これを別にしても、又吉には下記の様な魅力的な一面があります

  • 読書家
  • サッカーがうまい(インターハイ出場経験あり)
  • 気にしすぎ芸人(アメトーークより)

が主なところでしょうか

 

読書家

読書家であることは今更いうまでもないでしょう。
この読書という一面こそが彼を彼たらしめ、最終的に芥川賞まで導いてくれたものです。

ただし、じゃあこの一面だけで全てが完結するかというと、もちろんそうではありません。

誤解を承知でいえば、読書家というとどうしても暗いイメージを持たれてしまいます。

また、芥川賞受賞というのはもちろん快挙中の快挙なのですが、芸能人に取っては一過性のものであることも事実であり、いつまでもそれで引っ張るわけにもいきません。

実際、(例えは悪いですが)『ホームレス中学生』の麒麟・田村や『KAGEROU』の水嶋ヒロ(齋藤 智裕名義)など、一時的に話題にはなってもそれをいつまでも引っ張ることはむしろイメージの固定化を招いてかえってマイナスです。

そして、かなりの文学好きでない限り、毎年増えてくる芥川賞の歴代受賞者をいつまでも記憶している人もそう多くないでしょう。

 

サッカーがうまい

そういったイメージの固定化を防止しているのがサッカーがうまいという全く別の一面です。

しかも、単なるサッカー好きというだけではなく、実際に高校時代にインターハイに出場しています。
結果を残しているわけです。

少し話が逸れますが、芸人にサッカーがうまい、サッカー好きの人は多く、その代表格がペナルティの二人です。

二人とも市立船橋という超強豪校出身で、サッカー選手としての実績では又吉よりもさらに上を行くものです。
そのペナルティの二人のうち、サッカーオンリーの『突貫型』ワッキーよりも家電芸人という別の一面を持つヒデの方が好感度や知性が高いような印象を受けます。

話を戻すと、サッカーだけ、読書だけではダメなんです。
その両方が非常に高次元でまとまっていることにより又吉が知的かつ運動神経の良い理想的な人であるという印象につながると思います

 

気にしすぎ芸人

そして最後の『気にしすぎ芸人』ですが、これが又吉を又吉たらしめているポイントです。

ここまでに挙げた彼の長所はもちろん人として素晴らしいものですが、芸人として笑いを取るという意味では下手をすると嫌味のようになってしまいます。

冒頭で述べたようにピースは嫌われ役を綾部が請け負っていることで回っているわけで、又吉が嫌われては意味がありません。

そこでこの『気にしすぎ』なところが絶妙なスパイスとなるわけです。

ご存知ない方のために説明すると、『気にしすぎ芸人』というのは人が全く気にも留めない所にまで気を使いすぎて思い切ったことができず、周囲に『暗い人』と思われている人のことです。

彼に言わせると『人見知り』は『人見知り』であることを公言することで周囲に壁を築けている。
『気にしすぎ』はそれすらできないので人との距離感のストレスが半端ない

とのこと。もはや病的です(笑)。

何れにしてもこれが又吉を暗く見せ(芸人として面白くさせ)、天狗にさせず、かつ人への気遣ができる人にさせているわけです。

 

まとめ

又吉直樹は個人的な実績から考えても側から見れば、まず間違いなくリア充です。

しかし全くそう見せません。この時点で好感度は抜群な訳です。

そこへさらに芸人としてのトークのうまさや嫌われ役を引き受ける相方綾部の存在によってさらに好感度を上げ、今や芸人の枠を飛び越えつつあります。
そんな彼は芥川賞の熱が冷めてもきっと芸能界に生き残ってくれるでしょう。