原作の生き写し!?役柄が”憑依する”俳優たち〜男性俳優編〜


deathnote

出典 http://www.scoopnest.com/

映画やドラマなど、小説や漫画が原作となった作品は数多くあります。

そうした場合、脚本をゼロから作ることがないので製作側は多少楽かもしれませんが、キャスティング(=俳優)に対して一つのハードルができてきます。

『原作の再現度』です。

原作のファンからすれば、勝手に映像化されたものがイメージをぶち壊してくれるわけですからたまったものではありません。

こうした『小説や漫画の映像化』は俳優にとっては大きなチャレンジになるわけです。

当然ながら俳優が高い演技力で原作の再現度を高めてくれればその作品のヒットする確率は飛躍的に高まります。

そんな原作の映像化に当たって、原作のキャラが乗り移ったような演技をする俳優さんもたくさんいます。

前述のようにこうした”憑依型”の俳優さんの出ている作品は”ハズレなし”と言っていいでしょう。

ここではそんな”憑依型”の男性俳優を紹介していきます。

 

憑依型俳優紹介

松山ケンイチ

●DEATH NOTE(2006年) L役

●デトロイト・メタル・シティ(2008年)根岸崇一( = ヨハネ・クラウザー2世) 役

●GANTZ / GANTZ PERFECT ANSWER(2011年)加藤勝 役

●珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-(2016年)山田太郎 役

役柄憑依と言ったらまず浮かぶ一人です。

特に有名なのは彼の出世作でもあるDEATH NOTEのL役でしょう。メイクの力もあるとはいえ、原作からそのまま出てきたような再現度でした。

漫画では表現できないLの”話し方”まで工夫し、なるべく句読点を入れずに一気に話し続けるように演じたというエピソードは有名です。

その他にもデトロイト・メタル・シティや珍遊記といったとんでもなく癖のある作品のとんでもなく癖のある主人公を演じています。

まさに”怪演”という言葉がぴったりな憑依型の俳優の代表格と言えるでしょう。

山田孝之

●電車男(2005年)電車男 役

●クローズZEROシリーズ – 芹沢多摩雄 役

●闇金ウシジマくんシリーズ – 丑嶋馨 役

●白夜行(TVドラマ)(2006年)桐原亮司 役

この人も代表的な憑依型俳優ですね。

代表作であり初主演の『電車男』でそのイメージを大きく崩して以降、クローズZEROでは武闘派のヤンキーを、闇金ウシジマくんでは借金の取り立て屋を演じています。

ドラマで主演した白夜行もそうですが、役柄的に闇の深い役でヒットを飛ばすことが多いですね。

しかし、ジョージアのCMのような実に様々なキャラクターを演じ分けることももちろん可能です。

彼の場合何色にも染まることができることから主役だけでなく物語のキーとなる脇役を演じるケースも多く、意外な作品に意外な役で出演しているケースもあるので要チェックです。

大野智(嵐)

●怪物くん(TVドラマ・映画)(2010年) 怪物太郎(怪物くん)役

●死神くん(TVドラマ)(2014年) 死神くん役

嵐の演技派といえば二宮和也が有名ですが、”憑依型”という意味ではリーダーの方が上かもしれません。

その評価を確立させたのが上記の2つのドラマで、特に映像化不可能、駄作決定と事前評価が散々だった怪物くんは彼の演技とストーリーで下馬評を大きく覆した作品となりました。

彼のキャラを反映するように、少々突飛なキャラを演じさせた場合に持ち味がより生きるようです。

菅田将暉

●死神くん(TVドラマ)(2014年)悪魔役

●暗殺教室(2015年・2016年)赤羽業役

若手の憑依型有望株です。

ジュノン・スーパーボーイ・コンテストがきっかけで芸能界入りし、仮面ライダーWで初主演を務めたどちらかというとアイドル路線の彼が意外にも高い演技力で様々な役をこなしています。

特に暗殺教室の赤羽業役はその飄々とした立ち振る舞いの中に危うさを秘めた役柄がまさにマッチしているといえます。

演技力という意味ではauのCMの鬼ちゃん役なども彼の良さがよく出た役かもしれません。

彼はプライベートの私服に”テーマ”を設定してそれを”演じている”というエピソードがあり、まさに憑依型を地でいく俳優さんと言えるでしょう。
 

演技力は高いが憑依型ではない俳優

今回紹介した俳優以外にも、演技力の高いと言われる俳優は数多く存在しますが、”憑依型”(=キャラクターが降りてくる)というより”役を自分色に染める”タイプの俳優も存在します。

そうした”自分色型”俳優を簡単にあげてみると、

堺雅人

演技派俳優といえばまず思い浮かぶ俳優ですが、憑依しているというより、堺雅人色のキャラクターを作り上げているイメージです。

半沢直樹や古美門研介はまさに彼の真骨頂であると同時に他の人が演じることができないと思います。

藤原竜也

彼は”憑依型”に分類できる役柄もありますが基本的には自分色に役を演じていると思います。

憑依型の役でいけば、るろうに剣心の志々雄真実、自分色型の役でいけばDEATH NOTEの八神月でしょうか?自在に演じ分けられるという意味では最も演技力のある俳優かもしれません。

 

俳優は一つの役があまりにもハマりすぎてしまうとイメージが固定されてしまってあまり良くないと言われています。

そういう意味では憑依型の俳優は一役ごとにその役のキャラになってしまうので、そうしたリスクは非常に大きいかもしれません。

実際DEATH NOTEのL役の松山ケンイチは当時『これから他の役できるのかこの人?』と心配してしまったくらいです。

しかし、憑依型俳優のすごいところは、他の作品になれば他のキャラがきちんと憑依することです。

実際に松山ケンイチもDEATH NOTE以降も継続的にヒット作を飛ばし、今や演技派俳優の代表になっていますね。

冒頭にも述べましたが憑依型俳優の存在によってその作品の完成度は飛躍的に上ります。

彼らが出演した作品はキャラクターの再現度は保障されるわけですから、ハズレなしですね。