原作の生き写し!?役柄が”憑依する”俳優たち〜女優編〜


nodame

出典 http://laughy.jp/

役柄が『憑依する』役者さん。以前男性俳優をまとめましたが、今回は女優さん編です。

あくまで個人的な見解ですが誤解を承知で言ってしまうと、女性の場合、容姿に対する周囲の要求が男性よりも厳しいめ、”個性派”と言いながらも最低限の美しさが求められます。

その分”素”の状態の個人差が小さいため、役に入った時にどれだけ変貌できるかというのが演技者としての力の見せ所かもしれません。

私は素人ですが、『演技力』というのは必ずしも原作のキャラクターを忠実に再現することが全てではなく、自分色を出すというのも一つの方法と思います。したがって、いわゆる”演技のうまい”女優さんであっても『憑依型』ではない方も少なからずいますよね。

ここでは、女優の中で『憑依型』の方をピックアップしていきましょう

 

憑依型女優紹介

上野樹里

●奈緒子(2008年)篠宮奈緒子 役

●のだめカンタービレ(TVドラマ・映画)野田恵 役

●ラスト・フレンズ(TVドラマ)(2008年)岸本瑠可 役

『憑依型』女優の代表格と言っていいでしょう。

彼女の真骨頂は『憑依型』であるがゆえの”ギャップ”にあります。

特に上記の『のだめカンタービレ』の天然女野田恵役とラスト・フレンズの性同一性障害で悩む岸本瑠可役は時期が近く(ラスト・フレンズが2008年、のだめの映画が2009年)ラスト・フレンズ最終回前の番宣とのだめの映画宣伝でTVに出た時にそのあまりのギャップに驚愕した覚えがあります。

ラスト・フレンズは原作が存在しないオリジナル脚本の作品ですが、役柄を自分の中に『憑依』させてなりきっているという意味では、まさにその姿を垣間見ることができた瞬間といえます。

満島ひかり

●デスノート / デスノート the Last name(2006年)夜神粧裕 役

●BLOODY MONDAY(TVドラマ)敷村理沙 / 倉野理沙 / スパイダー役

●それでも、生きてゆく(TVドラマ) 遠山双葉 役

●ど根性ガエル(TVドラマ)ピョン吉 役(声のみ)

最近特に注目されている『憑依型』の女優です。

彼女はもともとFolder5というアイドルユニットの一員でしたが、グループ解散とともに女優業を始め、今では演技派女優の代表格になりました。

上の作品群からもわかるように、『憑依型』の特徴でもある、役柄の豊富さが如実に出ていることがわかります。

それでも、生きていく(オリジナル脚本)の遠山若葉:兄が殺人を犯して迫害され続ける家族とピョン吉の声が同一人物というのはハッキリ言って何かの間違いではないかと感じてしまうのではないでしょうか?

菅野美穂

●大奥(TVドラマ)天璋院篤子 役

●向井千秋〜夢を宇宙に追いかけた人〜(TVドラマ)向井千秋 役

●働きマン(TVドラマ)松方弘子 役

この人も演技派の代表格と言えます。夫の堺雅人も役者の権化のような人ですから、夫婦揃ってて”素”の姿が想像できない二人ですね。

さて、菅野美穂というと、比較的等身大の女性をモデルにした作品に出演するケースが多く、上記で言えば原作というより実在の人物である向井千秋さんや女性編集者の働きマン・松方弘子役などが代表格ですが、それ以外にも時代劇の大奥などにも出演し、その役の幅を広げています。

等身大の女性をモチーフにした作品はどうしても同性・同年代の女性の視線が厳しくなるものですが、彼女の出演した作品における作品の評価は特に好評であり、彼女の演技力が評価されていると言えるでしょう。

 

演技力は高いが『憑依型』ではない女優

冒頭でも述べましたが、必ずしも”演技がうまい”=『憑依型』ではありません。役柄を自分のものにして演技をするタイプの女優さんももちろん存在します。

綾瀬はるか

原作のある作品に多く出演されている文句なしの演技派女優ですが、私の印象では『憑依型』ではなく、自分の力で演技をしている女優さんだと思います。

漫画原作作品の中でこの人の代表作というとJINの橘咲だと思いますが、原作の再現というよりも、”綾瀬はるかの橘咲”を描いている印象ですね。

井上真央

子役時代からの筋金入りの女優です。

代表作はやはり花より男子の牧野つくし役ですが、これは役が憑依しているというよりも、彼女のイメージが牧野つくしにピッタリハマっているという印象です。

もちろん、演技力がないわけではなく、八日目の蝉や白ゆき姫殺人事件などのサスペンスでは闇を抱えた女性役もこなしています。

彼女も『憑依している』というより、自分なりにその役を表現しているという印象が強い女優さんだと思います。

 

 

冒頭でも述べましたが、女優の場合は”素”の状態での容姿や振る舞いについても求められるため演技した時にどれだけギャップを作ることができるかが大きなポイントになります。

ここに挙げた女優さんは『憑依型』以外も含めてまごう事なき演技派の女優さんばかりですが、普段とのギャップという意味では、やはり『憑依型』の女優さんの方が大きいかもしれません。

彼女たちのギャップの大きさはその作品の面白さに大きく影響を与えているものですので、彼女たちの出演作品は、それだけで無条件に一軒の価値ありです。