才能は並び立つもの‼︎スポーツにおける”黄金世代”について


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どんなスポーツにも傑出した才能を持った選手が出てくることがあります。

日本人は通用しないと言われたメジャーリーグで今もなお結果を残し続けているイチロー。それまで出場することすら難しいと言われたグランドスラムで勝利を重ね、世界ランク1桁まで上げているテニスの錦織圭。まだこれからの選手ですが、ウサイン・ボルトのジュニア時代の記録を塗り替えたガーナ人の血を引くサニブラウン・A・ハキームなども傑出した才能の持ち主と言えるかもしれません。

そして、スポーツの中にはそうした才能があるときに集中して生まれることがあります。

そうした才能は『黄金世代(Golden Generation)』と呼ばれ、そのスポーツを一気に引き上げ、世界と戦えるレベルにしてしまう事も珍しくありません。

今回は日本の代表的なスポーツである野球とサッカーにおける黄金世代について紹介します。

彼らが日本のスポーツのレベルを引き上げてくれている功労者たちです。覚えておきましょう。

 

各スポーツの黄金世代

①サッカーの79年組

”黄金世代”の命名の元になった世代です。通常、世代といっても複数年にわたることが多いのですが、この79年はこの一年に才能が集中していることで知られています。

代表的な選手は小野伸二、高原直泰、稲本潤一、中田浩二、遠藤保仁、小笠原満男などが当てはまります。彼らの残した偉業はまさに絶大で、

●1999年のワールドユースで準優勝(優勝したスペインのメンバーはその後W杯制覇の中心になる)

●シドニー五輪でグループリーグ突破

●2001年FIFAコンフェデレーションズ杯準優勝

●日韓ワールドカップ決勝トーナメント進出

と史上初を含む数々の栄光を成し遂げています。

今年で37歳になる年代ですので代表で中心選手になるというのはなかなか難しいかもしれませんが、彼らの錆つかない技術や経験は所属チームの大きな力の源になっていることは間違いありません。

また、彼らが成し遂げた偉業がのちの世代の目標や道標となり、現在のサッカー代表の活躍を支えています。

②野球の”松坂世代”

これも1980年生まれの選手を指す世代です。

この世代は名前の元となった横浜高校の松坂大輔を筆頭に1998年の甲子園を沸かせた選手たちが多いです。

松坂以外では藤川球児、森本稀哲、杉内俊哉、和田毅、村田修一、新垣渚、館山昌平らが当てはまります。

松坂が高卒で即プロに入団したために同期入団の高卒ルーキーを指すように思われがちですが、杉内らは社会人野球を経験してプロ入りしているので入団年が違いますし、同じように大学卒や、高卒⇨大学⇨社会人のような長い時を経て入団したケースもあります。

この世代は松坂はもちろんのこと、それぞれが一流選手としてプロの世界で結果を残している世代です。

彼らも今年で36歳。サッカーほどではないにしても野球選手としてはもうベテランの域。肉体的には衰えも見え隠れしてくる年齢です。特に投手は球速の低下などの影響が出てくる年代に入りました。

迫り来る年齢という避けられない壁をどう乗り越えるか、松坂世代の注目はこれからかもしれません。

③サッカーにおける1986年〜1988年度生まれの世代

今27から30歳と選手として絶頂期を迎える年代です。おのずと現在の日本代表の中心選手が浮かびます。代表例は岡崎慎司、本田圭佑、長友佑都(86年)、内田篤人、乾貴士、吉田麻也(87年)、香川真司(88年)などが当てはまります。

この世代については今更言うまでもないと思いますが、中田英寿が切り開いたと言われる欧州への道を大きく広げた世代です。

特に本田と香川は今の日本代表の中心というだけでなく、本田は地道な努力でスモールクラブからのし上がり、香川は溢れる才能でいきなりビッグクラブで結果を残し、欧州での日本人の評価を大きく上げる中心的な役割を担っていますね。

本田、岡崎、長友は今年で30歳になり、そろそろ年齢的な衰えが見えてくる頃かもしれません。

ですが、それぞれがそれぞれのやり方で壁を乗り越え、結果を出し続けてきたのがまさにこの世代。彼らがこれからも壁を乗り越え続けてくれることを期待せずには入られません。

④野球における”ハンカチ世代”

これは松坂世代と同じく、甲子園を沸かせた”ハンカチ王子”斎藤佑樹と同世代の1988年度生まれの選手を指します。今まさに絶頂を迎えつつある世代ということもあり、実に錚々たる顔ぶれです。

斎藤佑樹、田中将大、坂本勇人、前田健太、澤村拓一、柳田悠岐、秋山翔吾などが当てはまります。

名前の元となった斎藤佑樹こそプロではイマイチですが、田中将大、前田健太をはじめとしたメジャー組や、巨人の中心選手坂本、澤村、トリプルスリーの柳田や西武の安打製造器秋山などまさに侍ジャパンの中心選手ばかりです。

野球の場合は選手の寿命がサッカーよりも長く、40歳前後まで活躍できる選手もざらにいることから、今まさに絶頂期を迎えている彼らが今後どのような選手生活を送っていくかというのもこれから注目するポイントかもしれません。

 

スポーツ、特にチームスポーツでは、一人の突出した選手がいてもチーム全体がその選手を生かせないと才能が埋もれてしまう事もあります。

ですがもしもその選手と同等以上の才能がいくつも共存できたら、それまで不可能とされてきたチームとしての目標の達成が一気に近づきます。

また、素晴らしい選手を生かすために周りが必死に努力することでチーム全体のレベルが上がり、そのチームの全員が素晴らしい選手に変貌を遂げる、こんなことも起こるでしょう。

ここにあげた特別な才能を持った黄金世代の面々は、そうしたONE FOR ALL ALL FOR ONEの精神が生んだ選手たちなのかもしれません。